自己解放は俳優になるための第一歩!スクールの面白いレッスン内容とは?!
俳優を目指す方が集まるスクールでは、様々なレッスンが行われています。演技のレッスンや滑舌がよくなるトレーニング、オーディション対策などがありますが、その中でも気になるのが自己解放のレッスンです。どのような授業が行われているのか想像がつかない方もいるかもしれません。しかし、非常に面白い内容で必須の授業だということです。レッスンにしっかり取り組み、しっかりと自分を表現できるようになれば、映画やドラマに出演するのも夢ではありません。
自己解放の意味と目的
自己解放とは、自分の感情をさらけ出すレッスンです。俳優だけでなく、様々な分野のアーティストにとって重要なレッスンです。歌手やダンサー、芸術家などもこのレッスンを受ける方が多いです。俳優が作り上げるのが映画やドラマ、舞台という作品であるのと同じように、歌手は歌、ダンサーはパフォーマンス、芸術家は様々な形態の芸術作品を作り上げます。その制作の過程が表現することであり、自分の感情をさらけ出すことが必要とされるのです。
生まれつき自分の感情をどこでも誰にでもさらけ出す、天性のアーティストという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、多くの方は現実の世界で周りとうまく折り合いをつけて生活していくために、自分の本心を隠したり抑えたりしているでしょう。社会のルールや人間関係に縛られ、自分の心を閉じてしまっているのです。なかなか自分の気持ちを相手に伝えられないという方もいるでしょう。また日本人は特に、控えめで空気を読み自己主張をしない方が多いです。
したがって、自分の感情をさらけ出すのを恥ずかしいと感じる方や、どのように行えばいいか難しく考えてしまう方が多いのは当たり前です。そんな感情をきちんと表現する方法を教えてくれるのが俳優スクールでの自己解放のレッスンです。心身共にフリーの状態にして、どんな状況、役柄の感情もできるようにします。自分の感情をさらけ出し、むき出しにすることは決して恥ずかしいことではないんだということを認識しましょう。様々な感情を表現するにあたって、思い出したくない自分の過去と向き合わなければならない場面も出てくるかもしれません。しかし、それを演技で昇華していくためにも、この授業の場面ではしっかりと向き合っていきましょう。
このレッスンにより、自分の心を動かせるようになります。自分の心も動かせないのであれば、他人の心を動かすことなんてできません。レッスンを通して、映画やドラマなどでは画面越し、舞台では壇上から迫力のある演技を行い、相手の心を動かす演技力を身に付けることができるようになります。
俳優を目指すなら必須!
自己開放ができない人は、上っ面の演技しかできません。外面だけを取り繕った演技では、人々に気持ちを伝えられません。私たちは映画やドラマ、舞台などを見て感情移入をすることで楽しんでいます。自分も俳優と同じ立場に立ち、同じように感じているかのような錯覚に陥ることで、自然と涙が流れたり笑顔になったりします。このように人の心を動かす俳優になるために必要とされるレッスンなのです。
自己解放ができるようになるのが早ければ早いほど、俳優への道が近づいていきます。しかし、できるようになるまでの時間は人それぞれ違います。自分をさらけ出せない人の特徴としてプライドが高い人が挙げられます。しかし、俳優を目指す方ではプライドの高い人が多い傾向があります。自分をかっこよく見せたい、恥ずかしい姿を見せたくない、と考える方が多いからです。周りからどう見られるかを意識しすぎてしまっているのです。
しかし俳優とは、かっこいい、欠点の無い主人公を演じるだけが仕事ではありません。悲しい場面で、大粒の涙を流したり、周りの目を気にせずに大声でわめいたり、感情をむき出しにして怒ったり、おちゃらけた面白い行動をしたりすることもあります。時には、かっこ悪い、みっともない姿を見せなければならないシーンもあるでしょう。下品な言動をする役、大失敗をしてしまう役もあります。したがって、俳優として成功するためには恥ずかしいという感情は捨てなければなりません。むしろ、自己解放ができない俳優こそ、かっこ悪い!と思うべきです。
ただかっこいいだけで、一時的な人気を集める俳優ではなく、しっかりとした演技力があり、幅広い仕事をこなせる息の長い俳優になりましょう。
感情開放の演技レッスン
自己解放のレッスンとは、感情を開放することから始まります。喜怒哀楽はもちろん、悔しさ、恥じらい、もどかしさ、腹黒さなど、人間には多種多様な感情が存在します。それら一つ一つを体全体で表現する練習をします。
感情をさらけ出すためには、自分のこれまでの人生経験を振り返り、その時にタイムスリップした気持ちになって表現することをおすすめします。そして、人に見られているということを気にせずに、心のままに表現をするのです。より、リアリティのある演技ができます。
演技レッスンで出されたテーマについて、自分はこれまで経験したことのないような場面が出てくるかもしれません。そのようなときは、これまで見た映画やドラマ、漫画やアニメなどからヒントを得るのもいいでしょう。自分がそのような立場になったと仮定して練習するのです。これは、そのまま台本に書いてある設定で演じる俳優の仕事に直結します。
スクールでは普段は夢を語り合い切磋琢磨し合う仲間、友人たちと一緒にレッスンを受けます。知り合いの前で自分をさらけ出すのは抵抗がある方もいるかもしれません。しかし、その中でどれだけ自分を出せるかで周りのライバル達との差がつきます。初めは気恥ずかしいかもしれませんが、だんだんと慣れてきます。周りのライバル達の様子を見て感化され、さらに表現が上手くなる方も多いです。
私たちは他人に自分をさらけ出すのに羞恥心を抱いていると思いがちです。しかし、実際には自分自身に対して自分の感情をさらけ出すのに難しさを感じているのです。自分のどんな感情も受け入れ自己承認ができるようになることが、このレッスンのポイントです。笑いたいときには笑える、泣きたいときには泣ける、素直に感情を表現できるようになりましょう。
まとめ
自己解放と言われて、ピンとこなかった方もその意味や目的がしっかりと理解できたのではないでしょうか。自分の感情をありのままに表に出すことは、始めは難しいかもしれません。しかし、だんだんと慣れてくると、自分が今まで知らなかった自分に出会えるでしょう。
どうしても、自己解放が恥ずかしいと感じる方は、これが俳優としてステップアップするために重要であることをしっかりと認識しましょう。自分の夢のためなら、どんな試練も乗り越えられるはずです。
スクールでは、なかなか実践できない方にも一つ一つその方法を指導してもらえます。面白い講師も多く、楽しみながらレッスンできるでしょう。同じ夢を目指す仲間達と一緒に取り組むことで切磋琢磨して上を目指していけます!