映画やドラマに出演したい!俳優のオーディションに応募する方法!
漠然と俳優の仕事に興味を持っている方のために、どうやったらその仕事に就けるのかをご説明します。芸能の世界に入るための方法は一つではなく、様々な道があります。その中の一つが、オーディションに応募して、合格することです。どうやって選考が進んでいくのか、審査員の目に留まるためにはどうすればいいのか、具体的にご説明します。また、養成所に通うことのメリットについてもお伝えします。漠然とした夢を、しっかりとした目標にしましょう!
映画やドラマのオーディションとは
映画のオーディションは、主に芸能事務所や養成スクールなどに向けて募集が行われます。したがって、俳優を目指しているものの、無所属であり素人の方々は、オーディションを受けることすらできません。大きな映画のオーディションには、誰もが知っているような有名俳優たちもオーディションに参加して、そこから役を勝ち取っています。世間から見れば既に活躍していると感じる方々でも、日々スキルアップを目指して、ライバルと切磋琢磨していく世界なのです。
映画やドラマのオーディションでは、その作品に必要とされる役柄に合った人が求められます。単純に自分をアピールするだけでなく、目指す役はどんな人物であるかをしっかり把握し、それに合った演技ができることを示さなければなりません。オーディションによっては、自分で希望していた役ではなく、別の役に採用されるという場合もあります。
また、芸能事務所や養成スクールなどに所属していなくても、経験がありフリーで仕事をしている方向けのオーディションもあります。こちらは、経験がない方でも応募が可能です。このようなオーディションの場合は、自主制作映画や学生制作映画などが多いです。最近では、このような小さな規模の映画でも口コミが広がり、大ヒットするケースもあるので、侮ってはいけません。
オーディションに参加する方法
素人だと映画のオーディションに参加する機会は少ないでが、時折プロアマ問わずに一般公募も行われるオーディションがありますので、そのチャンスは見逃さないようにしましょう!しかし、それでも実際には事務所所属の俳優が合格するケースも多いです。やはり、プロのほうが演技力も高く、経験もあり、オーディションにも慣れているというのが要因でしょう。
ただし、まだ何にも染まっていない原石を求めて、あえて素人から映画の主演を選ぶようなオーディションもあります。また、漫画やアニメなどの原作キャラクターにそっくりで、素人だけれども合格したという話も聞きます。いずれにしても、非常に狭き門であることは間違いありません。
映画やドラマのオーディションに多く参加するためには、芸能プロダクションや養成所に所属するのが一番です。いきなり芸能プロダクションに所属するには、スカウトをされたり、コンテストで優勝したりしなければなりません。したがって、芸能プロダクション所属を目指して、養成所でレッスンを受ける方が多いです。ここで重要なのが、養成所の方向性です。歌手や声優、タレントなどを中心としたコースもあるので、自分が目指す俳優像に近づける所を選びましょう。
合格するためのポイント
書類審査に通り、面接に進むことができた場合、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。初めてオーディションを受ける方にもわかりやすく、面接の流れをご説明します。
まずは、受付です。第一印象は大切なので、まだ審査ではないからといって気を抜かずに、はっきりと自分の名前を伝えましょう。もちろん、遅刻は厳禁です。参加者の人数が多い場合は、控室などで待機します。多くのライバルが周りにいて、緊張してしまうかもしれません。落ち着いて、自分の身だしなみの確認をしましょう。
自分の番になったら、入室します。ドアをノックして、「失礼します」とハキハキと大きな声で言いましょう。入室したら、一礼をしてドアを閉めます。こういった人としてのマナー、堂々とした態度も重要です。緊張していても、背筋をピンと伸ばして、目線が落ちないように注意しながら歩きましょう。
いよいよ面接!自己PRです。審査員の方は提出書類を見ながら話を聞くので、同じ内容を繰り返すのではなく、さらに詳しく説明できるとよいです。しっかりと興味を持ってもらえるように、具体的に話すのもポイントです。そして、その内容はもちろん、話し方や姿勢、仕草にも注意して、個性をアピールしましょう。
実技や特技を見てもらえる場合もあります。短時間で自分をアピールできる何かを持っているとよいでしょう。しかし、その内容に頭を悩ませる必要はありません。その人の一生懸命さや堂々とした態度などを見ているので、熱意がしっかり伝わるように努めましょう。
そして、面接が全て終わり退室します。うまく話せなかった、終わって安心した、などで気が抜けたり緩んだりしてしまう人も多いです。最後まで、明るくしっかり挨拶をして、堂々と歩いて退室しましょう。最後の印象も重要です。
養成所でチャンスをつかもう!
映画のオーディションに参加しても合格する確率は低いと諦めてはいけません。応募することによって、様々なチャンスが広がり、俳優になる夢につながります。例えば、選考で合格できずに、役をもらえなかったとします。しかし、エキストラとして採用されるチャンスがあります。いきなり大きな夢を掴むのは難しいかもしれません。エキストラでは、名前もなく、その他大勢として顔が映らないかもしれません。一人一人に決められた詳細な演技もありません。それでも、映画の撮影、制作の現場に参加することは貴重な体験になります。プロの演技を間近で見られますし、カメラマン、監督などスタッフの方々の様子、雰囲気などを感じられます。
そして、オーディション現場やこのようなエキストラとして参加する撮影現場には、多くの芸能関係者がいらっしゃいます。そこで、プロダクションや養成所にスカウトをされて、俳優になった方もいます。その映画の役柄には合わなかったため合格はしなかったけれど、俳優としての素質があることを認められたケースです。
このような回り道をせずに、まずは養成所に所属する方法も効果的です。養成所に通うことで、演技や自己アピールなどのスキルを身に着けることができます。芸能界で生き抜くための知識や礼儀といったものも指導してもらえます。これらはなかなか自分一人では習得できるものではないため、養成所に通う醍醐味と言えます。そして、養成所に所属することで、一般の方には募集がかけられないオーディションに応募することができるようになります。
まとめ
注目度の高い映画やドラマに出演することは、俳優を目指す方なら憧れることです。そんな夢を叶えるためには、着実に今の自分ができることから取り組んでいくことが大切です。エキストラや自主製作映画、学生映画などの小さな仕事から体験して、様々なことを学ぶのもよいでしょう。
演技など俳優に必要なスキルを一から学ぶために、養成所に入るのもおすすめです。将来的には、多くの映画やドラマのオーディションに応募できるようになります。自分の夢を叶えるために、まず何をしていくのか考えておくとよいでしょう。